MotoGP 第17戦マレーシアGPの決勝レースが26日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、2014年王者のマルク・マルケスが優勝。1997年にミック・ドゥーハンが樹立した年間最多勝の12勝目に並んだ。すでにライダーズタイトルを獲得しているマルク・マルケスは、前戦オーストラリアGPで、ミック・ドゥーハンとケーシー・ストーナーが持つシーズン最多PP記録の「12」に並んだ。そして今大会では、13度目のPPを獲得し、新記録を樹立した。
決勝では、スタート直後の1コーナーでホルヘ・ロレンソとの接触を避けるためにオーバーラン。オープニングラップは6番手と、ポジションを落としたが、2周目に3番手に浮上すると、ホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシのヤマハ勢を追った。そして、レースの折り返しとなる10周目にホルヘ・ロレンソをかわして2番手に、11周目にバレンティーノ・ロッシを抜いてトップに浮上すると、終盤は2位以下を引き離し、20周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。今大会で挙げたシーズン12勝目で、1997年にドゥーハンが樹立した、最多記録に並んだ。最終戦バレンシアGPでは、記録更新に挑む。6番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、2.445秒差の2位に入り、3戦連続12度目の表彰台を獲得すれば、3番グリッドのホルヘ・ロレンソは、3.508秒差の3位に入り、9戦連続11度目の表彰台を獲得した。4番グリッドのステファン・ブラドルは、今季の最高位タイとなる3度目の4位。9番グリッドのブラドリー・スミスは、今季4度目のトップ5入り。フリー走行3で左足を骨折した12番グリッドのポル・エスパルガロは、単独走行で6位。13番グリッドのヨニー・エルナンデェスは、最高峰クラスで自己最高位となる7位に進出。5番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、4番手を走行していたが、残り5ラップにペースダウンして8番手。16番グリッドのエクトル・バルベラ、17番グリッドのスコット・レディングがトップ10入り。ウォームアップ走行で13番手だった11番グリッドの青山博一は、9番手を走行していたが、残り4ラップで今季6度目の転倒。最後まで走って11位でゴール。2番グリッドのダニ・ペドロサは、2番手走行中の2ラップ目に転倒。最後尾の20番手からレースに復帰して11番手まで挽回してが、13ラップ目に今季6度目の転倒を喫してリタイあした。7番グリッドのアレイシ・エスパルガロと10番グリッドのアルバロ・バウティスタは、2ラップ目に接触転倒。8番グリッドのカル・クラッチローは、6番手走行中にテクニカルトラブルが原因で5ラップ目にリタイヤを決断。チャンピオンシップは、ランク2位のバレンティーノ・ロッシが、ランク3位のホルヘ・ロレンソに12ポイント差のアドバンテージを広げ、2戦連続リタイヤを喫したダニ・ペドロサのランク4位、エスパルガロ兄のオープンオプション最高位が決定した。次戦バレンシアGPは、リカルド・トルモ・サーキットで11月7日に開幕、9日に決勝レースが行われる。マルク・マルケス (優勝)「今回のレースは、体力的に今年最もハードなレースとなりましたが、優勝できました。ミック・ドゥーハンの記録に並ぶことができてうれしいです。マレーシアでは、今日のような気候になることは分かっていました。それでも、今日は特別暑い一日でした。だれもがレースを完走するのが大変だったと思います。レース中盤にペースが下がりました。みんな、一息つきたかったのだと思います。スタート直後の1コーナーは少し悪夢のようでしたが、その後、タイヤとブレーキを温存しながら追い上げ、前に戻れました。そして、残り10周でアタックを始め、残り5周でリードを広げられました。今日のレースの進め方には満足しています」バレンティーノ・・ロッシ (2位)「ライダーにとっては最も難しいレースだったが、僕はしっかり準備ができていたので好調に走り切ることができた。つまりここまでの仕事が成功したということ。ウイーク中はいろいろ悩まされてタイムも思うように上がらなかったので、決勝でこうして2位を獲得できて本当にうれしいよ。今朝のウォームアップ・セッションでマシンの調子が改善され、午後にまたさらに良くなったという感じ。そして決勝ではまさにパーフェクトの状態だったんだ。最初からから最後まで全力で戦い、ホルヘやマルクとのバトルを楽しむことができた。優勝できると思った瞬間もあったんだけれど、やっぱりマルクのほうが少し速かったね…。ランキング2位獲得のための最善の方法は、常にトライし、表彰台を目指すこと。次のバレンシアでもこれが目標になるが、バレンシアは僕にとっては難しいコースのひとつなんだ。過去には何度も苦しめられたので、今年こそ好成績を獲得できるようベストを尽くして頑張るよ。日曜日までにしっかり準備を整え、表彰台を目指していく」ホルヘ・ロレンソ (3位)「非常に厳しい戦いだった。今まで参加してきた12年間のなかで、おそらく一番熱いレースだったと思う。スタートはうまくいって、1ラップ目はそのままどんどん攻めていった。そして10ラップ目くらいまでは最大限プッシュしていくことができたが、その後少しずつ、ブレーキングの状態が悪くなっていったんだ。その一方でバレンティーノは本当に速くて、レース後半になっても僕の序盤と同じくらいのペースをキープしていた。走り自体も、バトルもとても難しい状況だった。シルバーストンやミサノと比べて、僕自身のコンディションも決して良いほうではなかったんだ。3週間もヨーロッパを離れていたので、いつものようなハードなトレーニングができなかったことも原因のひとつかもしれないね」
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