マルク・マルケスが、MotoGP 日本GPのヘルメットに入れたイラストについて謝罪した。レプソル・ホンダに所属するマルク・マルケスは、もてぎで開催されたMotoGP 日本GPに白地に赤で日の丸を模した特別ヘルメットを用意。マルク・マルケスは、このヘルメットについて「多くの日本人と働いているし、彼らの感性や文化を身近に感じているので、今回のレースのために新しいデザインを作ることに決めた。彼らのメンタリティに共感しているし、それをわかってもらえたら嬉しい」と述べていた。
だが、ヘルメット後頭部には両手の指で両目尻を横に引っ張って東洋人を真似た、いわゆる“つり目ジェスチャー”のイラストが入れられており、一部のジャーナリストが人種差別だと不快感を示した。同様のデザインは「MOTEGI 2013 SPECIAL ONE」と書かれたTシャツにも描かれている。このことを受け、マルク・マルケスは自身のTwitterで謝罪した。「僕のスペシャルヘルメットは、日本人スタッフやファンの皆さんへの感謝のシンボルとしてデザインされたものだけど、不快に感じられた方もいたのなら本当に申し訳なく思います」20歳のマルク・マルケスは、現在ランキング2位のホルヘ・ロレンソに13ポイント差をつけており、最終戦バレンシアGPでチャンピオンを獲得すれば、1983年にフレディ・スペンサーがホンダで達成した21歳の史上最年少チャンピオンの記録を30年ぶりに更新することになり、世界中の注目を集めている。