Moto2 第8戦TTアッセンの決勝レースが26日、TTアッセン・サーキットで行われ、総合7位の中上貴晶が中量級77戦目、キャリア通算111戦目で初優勝を飾り、総合5位に浮上した。気温20度、路面温度23度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で今季8度目の1番時計を刻んだ6番グリッドの中上貴晶は、10ラップ目にトップに飛び出すと、13ラップ目にはキャリアで初のファーステストラップを叩き出して、ライバルたちを引き離すと、雨による赤旗がラスト2ラップに提示されてレースが終了。
21ラップの順位が結果に反映され、日本人ライダーとしては、2010年7月の第7戦カタルーニャGPで独走優勝した高橋裕紀以来Moto2クラスで3人目、中量級では通算18人目の快挙を達成した。2番グリッドのヨハン・ザルコは、2.435秒差の2位に入り、3戦連続5度目の表彰台を獲得すれば、5番グリッドのフランコ・モリビデッリは、5.670秒差の3位に入り、今季初の表彰台を獲得。4番グリッドのサム・ロースは、7.069秒差の4位。10番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリ、8番グリッドのアレックス・リンス、16番グリッドのシモーネ・コルシ、13番グリッドのアレックス・マルケス、3番グリッドのドミニケ・エガーター、9番グリッドのジョナス・フォルガーがトップ10入り。ポールポジションのトーマス・ルティは、6番手走行中の19ラップ目に転倒リタイアを喫した。チャンピオンシップは、総合3位のザルコが総合1位のリンスに同点で追いつき、優勝数で今季初めてポイントリーダーに飛び出した。次戦ドイツGPは、ザクセンリンクで3週間後の7月15日に開幕、17日に決勝レースが行われる。
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