元チーム・スズキ・エクスターのチームマネージャーを務め、現在Fに参戦するアルピーヌF1チームを指揮するダビデ・ブリビオは、第10戦スティリアGPが開催されているレッドブルリンクを訪れ、国際中継のピットレーンインタビューに応えた際に類以点と相違点を説明。「別の世界」と評価した。「この場にいることはナイスだ」とダビデ・ブリビオは語った。
「約20年間に渡って滞在した世界であることから、多くの人たちを知り、大変親しみやすく、それは素晴らしいことです。今の仕事は大変異なり、別の世界です」「F1はモータースポーツだが、全てが巨大だ。より大きな組織、より大きな車、より多くの部品、より多くの人たち。大変興味深い。ものごとにアプローチする様々な手段を見ることができ、それは素晴らしい体験だ」「背後にはエンジニア、テクノロジーがあることから大変興味深い。ライダーとドライバーはアスリートであり、準備のためにトレーニングを積み、彼らの仕事である走行には集中する必要があるため、多くの類以点がある」「F1ではドライバーが無線でエンジニアたちとつながり、プラクティスやレース中に継続的に会話をするために、より多くの注意が払われている。何が起こっているのかを伝え、タイヤや温度をコントロールすることは、エンジニアたちとドライバーの間で絶えず議論する」「MotoGPではグリーンライトが点灯すると、ライダーに依存することから、そこがおそらく大きな違いだ。F1ドライバーはメディア対応から始まり、技術的な会議にも出席することから、より多忙だMotoGPはそれほどではない」「MotoGPはより個人的なスポーツであり、F1は2人のドライバー間のチーム作業です。全ての技術的な会議、全ての共同作業、全てのチーム、そして、当然トラック上では別の物語だ。チームのコンセプトは非常に明確であり、MotoGPでもハッキリしているが、最悪の競争相手はチームメイトであると我々はよく言っている」前日に現役からの引退を発表したバレンティーノ・ロッシとは特別な関係を築き、ヤマハのファクトリーチームでチームマネージャーを担当したときには、4度のタイトルを獲得。2010年からはVR46のアドバイザーを3年間務めた。「バレンティーノに対して全てに貸しがある。なぜなら、私のキャリアは取り組んだ全てのこと、全ての仕事は彼に由来するからだ。私はヤマハ、彼はホンダに所属していたが、(2004年に)我々が結束し、一緒に多くの成功を収めた。」「ヤマハのメンタリティーは変わり、アプローチの仕方が変わった。彼から沢山のことを学び、勝つための手段、そして、勝利の精神とは何かということだ。個人的には、そこからキャリアが大きな発展を遂げた。スズキはそのことを求め、もしかしたらそうではないかもしれないが、バレンティーノと共に取り組んだことをスズキに持ち込むことができると考えたかもしれない。バレンティーノに感謝する」