2021年のMotoGP 第4戦 スペインGPの決勝レース(周回数25ラップ)が5月2日にヘレス・サーキットで行われ、ジャック・ミラー(Ducati Lenovo Team)が5年ぶりに優勝を果たした。気温22度。路面温度41度のドライコンディションの中、3番グリッドからスタートしたジャック・ミラー。ウェットコンディションとなった2016年6月の第8戦TTアッセン以来78戦ぶりに優勝。ドゥカティが2006年以来15年ぶりに当地で優勝を挙げた。
4番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは1.912秒差の2位。2戦連続の自己最高位タイを獲得して、ドゥカティが2018年8月の第10戦チェコGP以来26戦ぶり通算6度目のワンツーフィニッシュを達成。2番グリッドのフランコ・モルビデリは2.516秒差の3位に入り、昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来4戦ぶりに表彰台を獲得。5番グリッドの中上貴晶は3.206秒差の4位。昨年7月の第3戦アンダルシアGP、11月の第13戦ヨーロッパGPに続き、自己最高位タイでフィニッシュすれば、10番グリッドのジョアン・ミルは4.256秒差の5位。8番グリッドのアレイシ・エスパルガロは2戦連続の6位。7番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは7位。ウォームアップ走行で1番手に進出した6番グリッドのヨハン・ザルコは8位。14番グリッドのマルク・マルケスは、10.494秒差の9位。13番グリッドのポル・エスパルガロは10位。16番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。ワイルドカードとして参戦した12番グリッドのステファン・ブラドルは12位。ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、4ラップ目にトップに立ち、レースの主導権を握ったが、14ラップ目から失速して、18.907秒差の13位。17番グリッドのバレンティーノ・ロッシは22.731秒差の17位。9番グリッドのアレックス・リンスは、トップグループ内で走行していた3ラップ目の6コーナーで今季2度目の転倒を喫したが、最後まで走って20位完走。11番グリッドのブラッド・ビンダーは、2ラップ目の2コーナー、12ラップ目の13コーナーで転倒。15番グリッドのエネア・バスティアニーニは、12ラップ目の2コーナーで転倒。20番グリッドのアレックス・マルケスは、1ラップ目の8コーナーで転倒した。ワールドスタンディングは、総合2位のバグナイアが20ポイントを加算して、最高峰クラス33戦目で初めてポイントリーダーに飛び出せば、クアルタラロは2ポイント差の総合2位に後退した。最高峰クラスの11チーム22名のレギュラーライダーとHRCのテストライダー、ブラドルは当地に延滞。3日にオフィシャルテストを実施する。 順位ライダーチームマシンタイム 1 J・ミラー Ducati Lenovo TeamDucati 41:05.602 2 F・バニャイア Ducati Lenovo TeamDucati 1.912 3 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRTYamaha 2.516 4 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSUHonda 3.206 5 J・ミルTeam SUZUKI ECSTARSuzuki 4.256 6 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team GresiniAprilia 5.164 7 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGPYamaha 5.651 8 J・ザルコ Pramac RacingDucati 7.161 9 M・マルケスRepsol Honda TeamHonda 10.494 10 P・エスパルガロ Repsol Honda TeamHonda 11.776 11 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory RacingKTM 14.766 12 S・ブラドル Repsol Honda TeamHonda 17.243 13 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGPYamaha 18.907 14 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory RacingKTM 20.095 15 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory RacingKTM 20.277 16 L・マリーニ SKY VR46 EsponsoramaDucati 20.922 17 V・ロッシ Petronas Yamaha SRTYamaha 22.731 18 T・ラバト Pramac RacingDucati 30.314 19 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 37.912 20 A・リンスTeam SUZUKI ECSTARSuzuki 38.234
全文を読む