MotoGP日本GPで、ドヴィツィオーゾが3位表彰台を獲得、ペトルッチは9位 MotoGP第16戦 日本GPの決勝レースが10月20日にツインリンクもてぎで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、3列目から見事な追い上げを見せ、3位でフィニッシュした。
素晴らしいスタートを切ったドヴィツィオーゾは、オープニングラップを5番手で通過、レース中盤にはジャック・ミラー(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)をオーバーテイクして3番手に浮上、その後はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の追撃を受けるが、ポジションをキープしながらレース終盤へと向かった。最後の数周は、2番手を走行するファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とのギャップを縮め、わずか0.5秒の差でチェッカー・フラッグを受けた。今回の3位表彰台は、ドヴィツィオーゾにとってGP通算100度目の記念すべき表彰台となった。チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、ドヴィツィオーゾと同じ3列目からのスタート。レース中盤までにいくつか順位を落としたものの、12周を過ぎてから再びペースを上げて追い上げを開始。9番手までポジションを上げてチェッカーを受けた。第16戦終了時点で、ドヴィツィオーゾはライダーズ・ランキング2位をキープしている。ランキング3位のアレックス・リンス(スズキ)とビニャーレスとは、55ポイントの大差をつけている。ペトルッチは、クアルタラロに6ポイントの差をつけて、ランキング5位となっている。ドゥカティは、マニュファクチャラーズ・ランキングでは2位を、チーム・ランキングでは首位を引き続きキープしている。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 3位「レース終盤のマシンのフィーリングは絶好調だった。実際、自己ベストを記録したのは最後から2周目だった。残念ながら、ラストラップでクアルタラロをパスすることはできなかった。このラップでは少し難しい状況だったが、あと1周あったらオーバーテイクできていたと思う。しかし、レース前半のパフォーマンスは良くなかった。グリップは十分にあったのだが、速いペースで走ることができなかった。何が問題なのか、状況を詳しく分析して、フィリップ・アイランドのレースに臨みたい」ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 9位「レースでは全力を尽くして戦ったが、結果には満足していない。レース前半にはフロント・タイヤのグリップ不足に苦しんだ。タイヤの温度が上がり過ぎてしまったため、タイヤを労わりながら走って温度を下げたことで、速いタイムで走れるようになった。レース終盤には、さらにペースを上げることができた。トップグループで戦うにはまだ何かが不足しているが、シーズン開幕当初のレベルに戻りつつあると感じている。次戦のオーストラリアは、わずか1週間後に開催されるので、次は必ず良い結果を出せると思う」第17戦のオーストラリアGPは、1週間後の10月25日~27日に、フィリップ・アイランド・サーキットで開催される。
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