2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、ミック・シューマッハはまだF1のトップチームに移籍する準備はできてないと考えている。ニコ・ロズベルグのメルセデスF1時代のチームメイトであるミハエル・シューマッハの息子である23歳のミックは、2022年シーズンにマシンを全損させるクラッシュを2度も喫するなど厳しいスタートを切った。
しかし、シルバーストンでF1初ポイントを獲得すると、続くオーストリアでも2戦連続となるポイントフィニッシュを果たすなど、突破口を開いたように見える。「ミックは数週間苦労したけど、彼がようやく素晴らしいブレークスルーを達成できたことをうれしく思う」とニコ・ロズベルグはEurosportに語った。「最近では新聞を開いても彼への批判をまったくない。状況はこんなにも迅速に変化するのは僕たちのスポーツのクレイジーなところだよね」「彼は1レースとフェルスタッペンとのクールなデュエルが必要なだけだった。すべてが再び忘れられている」「心理的には、それは彼にとって非常に価値がある。彼は今、次のレースにむけて精神的にポジティブなスパイラルを見つけているからね」ミック・シューマッハは、ハースF1チームと新しい契約を結ぶ可能性が高まっているように見えるが、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、夏休みまで検討することはないと言っている。ニコ・ロズベルグは、ミック・シューマッハが上位グリッドのチームに移籍する準備ができているという考えに反対している。「そのようには見ていない」とニコ・ロズベルグは語った。「彼はまだ彼の成長に時間が必要だ。過去のレースがそれを示している」「彼はトップチームをターゲットにする前に時間をかける必要がある」「3年間ウィリアムズでドライブし、その後メルセデスに移籍する準備がトト負ったジョージ・ラッセルでそれを目にした。物事を急ぐ必要はない」