ミック・シューマッハは、ハンガリーで開催されたF2のレース2で待望の初勝利。F1に到達するためには「自分の力を示す必要がある」と語った。7度のF1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハの息子ミックは、今年からフェラーリと契約を結んでドライバーアカデミーの一員としてプレマからF2に参戦している。
2020年のF1デビューが期待されているミック・シューマッハだが、F2初参戦となった今季はパフォーマンスを発揮できておらず、ハンガリーのレース1までの15戦で表彰台にすら上がれずにいた。しかし、リバースグリッドでポールポジションからスタートしたレース2でミック・シューマッハは待望の初勝利を挙げた。F1昇格の可能性が高まったと思うかと質問されたミック・シューマッハは「僕がF1に行けるかどうかは時間が経てばわかることだ。でも、今回の勝利は僕の成長を手助けしてくれるだろうね」と Corriere della Sera にコメント。ミック・シューマッハ、父親のミハエルが現役時代に得意にしていたハンガロリンクで優勝できたことは‟感慨深い”ものだったと語る。「F3でのスパで勝利したときと似ている。あそこも僕の父にとっては重要なサーキットだったからね」昨年、F3でチャンピオンを獲得したミック・シューマッハだったが、シーズン前半は低迷していた。しかし、初勝利後に調子を上げ、勝利を重ねていった。「一歩ずつ進んでいきたい。僕はひとつひとつのレースのことだけを考えている」「ミハエルの息子であることが僕にF1へのドアを開いてくれるかもしれない。でも、それでも僕には自分自身の力を示す必要がある」現在ミック・シューマッハは、F2でランキング11位に位置しているが、2020年にF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たすためには少なくとも6位以内で終える必要がある。
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