ミシュランのモータースポーツディレクターを務めるパスカル・クアスノンは、バーニー・エクレストンを納得させることがF1復帰への鍵だと考えている。2017年以降の公式F1タイヤサプライヤー契約は、現在のサプライヤーであるピレリとミシュランの一騎打ちとなっており、FIAは7月17日までに両社の提案の技術的なメリットについて判断するとされている。
両社の提案が受諾された場合、2017年から2019年までの公式F1タイヤサプライヤーを決定するのは、バーニー・エクレストンとなる。パスカル・クアスノンは「非常にオープンで誠実な議論がなされており、彼に『我々がF1に相応しい理由はここだ』と彼に伝えている」とコメント。「ドライバーは、新しいチャレンジンを与えて欲しいとの願望を示しているので、我々は事実をテーブルに置こうと思う。最終的にはバーニーが決定することになるし、我々は彼の決定を尊重するつもりだ」今年5月、バーニー・エクレストンは、ミシュランに対して非常に批判的な意見を述べていた。「以前に言われたことを解釈するのは常に難しいことだ。我々にとって重要なことは、我々の仕事をすることだ」とパスカル・クアスノンは主張。「我々はフォーミュラEやスポーツカーレースで何を届けられるかをわかっている。その事実に基づいて交渉し、良い議論をしたいと思っている」しかし、パスカル・クアスノンは、ミシュランは新しい契約について、ピレリとの入札合戦をするつもりはないと警告した。ピレリは、トラックサイド広告を通して、相当な金額をF1に支払っている。パスカル・クアスノンは「我々にとって意味をなさないことをするつもりはない」とコメント。「我々は提案を持っていくし、それが討議されるパッケージであることは確実だ」「何をテーブルに置けるかを我々はわかっているし、エクレストンが彼の要求を論じるのでれば、それで終わりだ。我々にそれが合理的な範囲であれば、進行していくだろう」
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