ミシュランは、ピレリに代わってF1の公式タイヤサプライヤーに復帰するとの噂を否定していない。実際にいくつかのレポートでは、ミシュランの立候補は、FIA会長ジャン・トッドに支持されていると報じられている。だが、ミシュランの競技責任者パスカル・ケノンは、ミシュランは、単にピレリ危機のなかでF1を救うために復帰することは考えていないと述べた。
しかしながら、パスカル・ケノンは、F1復帰を断定的に除外するかとの質問に「ノー」と返答。「全員が同じ世界に住んでいる。F1の知名度は明らかだ。その分野でF1ははるか先にいる」「また、テクノロジーに関しても、F1はかなり興味深いものになる可能性がある」だが、パスカル・ケノンはミシュランは“イエス”と決定し、F1参入を推進しているわけではないと主張した。「じっくり検討し、いくつか提案する気はある」とパスカル・ケノンは述べ、ミシュランが規約にいくつかの変更を望んでいることを示唆した。それは何を意味するのかと質問されたパスカル・ケノンは「知名度という点でのタイヤの種類、そして、スペクタクルとタイヤメーカーにとってのチャレンジを組み合わせる権利だ」と説明。「例えば、F1のタイヤディメンションの変更などを我々は提案するかもしれない。今日のF1は13インチのホイールだが、我々はそれには関心はない。他は全て18インチだ」パスカル・ケノンは、現在の規約よりも環境に優しくなるF1の動きにミシュランはフィットしないことを示唆した。「わずか7周しか持たないタイヤは“環境に優しい”という考えと関連付けるのは難しい」「タイヤに関してスマートな規約を得ることができるのであれば、(F1に)興味を抱くだろう」「F1の“救世主”としての復帰は十分ではない。他に方法があるのであれば、我々は『そうしよう』と言うかもしれない」
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