デビッド・クルサードは、2026年F1レギュレーションの微調整について、マイアミGPの段階ではその効果を正確に判断するのは難しいとの見解を示した。日本GPからマイアミGPまでの5週間のインターバル中、FIAとFOMは各チームや関係者と協議を行い、エネルギーマネジメントや安全性への懸念を受けて規則の微調整を決定している。ただし、その影響は即座に現れるものではない可能性がある。
マイアミでは変化が見えにくい理由クルサードは、マイアミのコース特性が評価を難しくすると指摘した。「興味深いのは、こうした変更の結果がどう見えるかだが、マイアミでは必ずしもそれが見えるとは限らないと思う。あのサーキットの特性があるからだ」「低速から中速コーナーが多く、何か特別なものを感じられるような象徴的な区間があまりない。だから、数レースは様子を見る必要があると思う」“追い抜きの質”が変わる可能性一方で、変更自体には明確な効果があるとの見方も示している。「違いは出ると思う。それは間違いない。ただし、これまで人々が興奮してきたようなオーバーテイクは減るかもしれない」「適切な位置でトリガーを拾ってブーストを得たことでパワー差が生まれ、それで抜く――それは本当にオーバーテイクと言えるのか? ただのパワーサージだろう」「そうした“見かけのオーバーテイク”は減るかもしれないが、その分より意味のあるものになる。ドライバーがポジショニングを考え、スリップストリームを活かしていく形になるはずだ」「ブーストの要素は残るだろうが、それは以前のDRSと同じようなものだ。だから、僕は楽観的に見ている」即効性より“数戦単位”の評価が鍵今回の規則調整は、鈴鹿でのオリバー・ベアマンのクラッシュを含む安全面の議論と、エネルギー回生・放出によるレースの質への懸念を背景に進められたものだ。ただしクルサードの指摘どおり、マイアミのような特性のサーキットでは変化が表面化しにくい可能性がある。真の評価は、異なるタイプのコースを経た数戦後に見えてくることになりそうだ。