F1メキシコGPの舞台となるサーキット『アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス』が新装オープンした。10月3日(土)に実施されたオープン式には、メキシコ出身のセルジオ・ペレスやアンバサダーの一人を務める元F1ドライバーのエマーソン・フィッティパルディ、元F1エンジニアのホセ・ラミレスやメキシコシティのミゲル・アンヘル・マンセラ市長、観光庁品質および規則担当副大臣のフランシスコ・マース・ペーニャ、Corporacion Interamericana de Entretenimientoのアレハンドロ・ソベロンCEOが参加し、テープカットを行った。
このサーキットで最後にF1グランプリが開催されたのは、ナイジェル・マンセルが表彰台の頂点に立った1992年。今年のカレンダー復帰を前に19のメキシコ企業が携わった大規模な改修が行われ、コースのリノベーションはサーキットデザイナーであるヘルマン・ティルケの企業が担当した。予定通りにすべての作業を終わらせるため、1,000人を超えるメキシコ人作業員が1日8時間の労働に従事したという。メキシコ出身のドライバーとして母国に凱旋するセルジオ・ペレスは、一新されたサーキットでドライブするのが待ちきれないと語った。「新しくなったアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで走るのが待ち切れない。象徴的で歴史のあるコースだし、さらにいろいろな調整や新しい特長を見ることになるメキシコGPは、今の世代のドライバーにとって最もエキサイティングで最高の挑戦の一つになると確信している」エマーソン・、フィッティパルディは「実質的に誰も走ったことのない新しいサーキットでドライバーたちが腕を試し、ベストの走りに挑戦するのを見るのはエキサイティングだ」だと語り、F1メキシコGPが“伝説的”なものになるだろうと述べた。サーキット全長は4.305km、7つの左コーナーと10の右コーナーで構成される。ラストウィナーの名をとって「ナイジェル・マンセル カーブ」と名づけられた最終コーナーからの1,314mのストレートは時速328kmを超えるという。
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