メルセデスF1は、長年にわたりマシン設計を統括してきたディレクターのジョン・オーウェンが、2026年シーズンを前にチームを離れることを正式に発表した。オーウェンは2007年、当時ホンダ名義だったブラウンリー拠点のチームに加入。その後、ブラウンGP時代の2009年にはドライバーズ・チャンピオンシップとコンストラクターズ・チャンピオンシップの二冠獲得を経験し、2010年からはメルセデスとしての新時代を技術面から支えてきた。
チームは2010年代にかけて、コンストラクターズタイトル8連覇、ドライバーズタイトル7回獲得という前人未到の成功を収めたが、メルセデスはこの黄金期において、オーウェンが果たした役割の大きさを強調している。メルセデスは声明で次のように述べた。「我々のカーデザイン・ディレクターであるジョン・オーウェンは、今がF1から一度距離を置く適切なタイミングだと判断し、後任への円滑な引き継ぎを確保したうえで、今年後半にチームを離れ、ガーデニング・リーブに入ることを決断した。」さらにチームは、彼の在籍期間と功績についても言及した。「ジョンは2007年からブラウンリーのチームに在籍し、我々の成功に多大な貢献をしてきた。彼は在籍期間中に9回のコンストラクターズタイトル獲得に関わり、今年のW17は、彼が全体設計の責任を担った17台目のマシンとなる。我々は彼の将来の成功を心から願い、チームの成功に果たした多大な役割に感謝したい。」後任体制についても明らかにされており、現在エンジニアリング・ディレクターを務めるジャコモ・トルトラが、社内昇格により新たなカーデザイン・ディレクターに就任する。また、副テクニカルディレクターのシモーネ・レスタが、設計グループ全体を監督する役割を担う。なおメルセデスは、2026年F1レギュレーション下で戦う新車「W17」のレンダー画像を1月22日に公開し、2月2日にはデジタル形式でのローンチイベントを実施する予定となっている。
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