メルセデスF1は、来月の2024年F1マシン『W15』の発表に向けて準備が進む中、ファクトリー内で起きている「激しい」についての洞察を提供した。メルセデスF1は、2011年以来となる未勝利に終わった昨季の厳しいキャンペーンからの挽回を目指している。2023年のコンストラクターズ選手権では1つ順位を上げて2位となったものの、1勝を挙げたレッドブルには451ポイントもの大差をつけられた。
メルセデスは以前、2月14日にシルバーストン・サーキットで発表されるW15のマシンコンセプトの見直しを進めていると明かしている。メルセデスW15のカバーが外されるまで1か月を切ったところで、メルセデスF1チームの最高執行責任者(COO)であるロブ・トーマスが、最新F1マシンの組み立てに関わるプロセスについて説明した。「文字通り、何千、何万ものコンポーネントが到着し、検査やレベルのテストを受ける」とトーマスはメルセデスF1公式ウェブサイトに語った。「その後、それらはテスト開発部門のさまざまなサブアセンブリに組み込まれ、疲労、信頼性、パフォーマンスのテストが行われる」「これらの部門は24時間365日のシフトパターンで稼働しているため、ファクトリーの従業員にとっては非常に忙しい時期だ。皆が多大なレベルのコミットメントを示しる」「非常に多くのことが起こっており、期限までにすべてをまとめなければならない」2010年にメルセデスのF1体制に加わったトーマスは、ブラックリーを本拠地とするチームでの最初の数年間が組織化されておらず、目標達成に妥協する結果となっていたことを認めている。「着任当初は綿密な計画があったが、それが尊重されることはなかった」とトーマスは明かす。「社内の日付の多くは任意であり、我々はそれらの期限を守るために最善を尽くしたが、一般的にはそうではなかった」「事態はどんどん遅れていき、結局、パーツを集めようとする人たちが雑然と消火活動をしているような状態になってしまった」「パフォーマンス面でも信頼性でも、必要な結果は得られなかった」「その結果、最初のレースに最適なコンディションではない状態で臨むことになり、望むような学習が得られず、人々は燃え尽きてしまう」
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