メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、ハーバード・ビジネス・スクールのエグゼクティブ・フェローに任命され、アニタ・エルバース教授とともにゲスト講師を務めることになった。ヴォルフは、ハーバードにおいて、ビジネスにおける経験とF1トップチームの運営における高いリーダーシップ能力を発揮し、組織文化や人事効果に関する洞察を、由緒ある同大学のMBA(経営学修士)の学生に共有する。
ヴォルフの就任は、2021年にメルセデスF1チームの内部を観察するためにハーバード・ビジネススクールのアニタ・エルバース教授と共同で「Toto Wolff and the Mercedes Formula One Team」と題するケーススタディを作成したことに続くものだ。ハーバード・ビジネス・スクールのアニタ・エルバース教授は、2021年のF1シーズンを通して、メルセデス・チームの舞台裏に入り、レースへの準備、出場、パフォーマンスの分析方法を観察した。その結果、ハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディ「Toto Wolff and the Mercedes Formula One Team」が生まれ、それ以来、ヴォルフは学内のMBA学生への講義を手伝ってきた。ヴォルフとエルバースは、ハーバード・ビジネス・レビューの人気記事「Number One in Formula One」でも協力し、エルバース教授はヴォルフのリーダーシップ哲学を6つのレッスンで紹介し、経営者が勝利の文化を発展させられるよう支援した。2024年1月には、ヴォルフとエルバースが手を組み、MBAの1年生と2年生の両方を対象とした画期的な短期コース「Mercedes F1: Leading a High-Performance Team」」を開講する。ヴォルフは「ハーバード大学の信じられないほど優秀な若い頭脳の持ち主と仕事を続けることができ、大変光栄に思っています」と述べた。「キャンパスに足を踏み入れるたびに、学生たちの好奇心と野心に刺激され、彼らが優秀な教授陣とともに作り上げる特別な学習環境から元気をもらっています」エルバースは「トトがキャンパスに戻ってくることをとても楽しみにしています」と付け加えた。「私は、トトのリーダーシップの歩みと、大成功を収めたスポーツチームの運営に必要なものについての彼の深い知識を学ぶことで、私たちの学生がどれほど恩恵を受けるかを直接見てきました」「トトが参加することで、私たちは明日のリーダーたちの育成に大きなプラスの変化をもたらすことができると確信しています」
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