メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるマイク・エリオットは、F1バルセロナテストを終え、レッドブル RB18の過激なサイドポッドがどのように機能するか“解析する”と語る。F1バルセロナテストでベールを脱いだレッドブル RB18は、フィールドの他のマシンと比較して大きく異なる外観で驚かせた。サイドポッドは、大幅に隆起してアンダーカットされており、空気が流れるためも多くのスペースを下部に残している。
過去にもエイドリアン・ニューウェイが主導する設計プロセスでは、技術革新や異なる試みをすることで有名だったが、新しいレギュレーションが導入され、レッドブル・レーシングはグリッド上の残りのチームとは異なるアプローチを生み出したようだ。しかし、F1プレシーズンテストの最初の3日間の流行語は、グラウンドエフェクト効果の空力によって、ダウンフォースとストールと発生によって車が上下の動きを繰り返す“ポーポイズ現象”だった。F1ドライバーは、バンピーな乗り心地によって引き起こされた問題に声を上がており、F1チームはできるだけ早く解決策を見つけることを目指している。マクラーレンは今のところコードを解読したと考えられているが、マイク・エリオットはポーポイズ現象は「グリッドの上から下まで」で起こっていることであり、誰もが問題を終わらせるための独自の方法を探していると考えている。「それは我々全員が直面している問題だ」とマイク・エリオットはメルセデスF1のYouTubeチャンネルに投稿された動画で語った。「できるだけ早く学ぶ必要があるのは事実だ。バルセロナでできる限り多くのテストを行っており、ファクトリーで多くのシミュレーション作業を行っていく」「最初のレースで我々がそれをどのように解決するか、もしくは、それをどのように処理して軽減させるかが重要だ」しかし、2022年F1マシンの初期のデザインの車の主な違いについての議論になると、メルセデスF1のテクニカルディレクターは、昨シーズンのタイトルのライバルであるレッドブル・レーシングが、マシンの側面をどのようにまとめたかを挙げた。マイク・エリオットは、サイドポッドのデザインは、メルセデスF1が自分たちでさらに探求する可能性が高いものであり、レッドブル・レーシングのものが自分たちよりも良い解決策かどうかを解析していくと語る。「最も視覚的に異なるのは、レッドブル・レーシングが思いついたサイドポッドだ」とマイク・エリオットは語った。「興味深そうだし、それについては解析していくつもりだ」
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