メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1サウジアラビアGPの予選Q3でマックス・フェルスタッペンがクラッシュするまで、メルセデスのポールポジションは「基本的にはない」と考えていたと認める。マックス・フェルスタッペンは、予選Q3の最後のアタックで、最初の2つのセクターで区間ベストを更新し、ルイス・ハミルトンを破ってポールポジションを獲得すると思われた。
しかし、新しいジェッダ・コーニッシュ・サーキットの最終コーナーでマックス・フェルスタッペンはロックアップして外側の壁にぶつかり、マシンを破損させてコース上で停止した。代わりにメルセデスF1がフロントローを独占。バルテリ・ボッタスは予選直前にオイル漏れが見つかってエンジン交換が必要となったが、古いエンジンに戻したことでペナルティはなかった。今週末、メルセデスF1はサウジアラビアGPで優位だと予想されていた。しかし、レッドブル・ホンダF1は土曜日に印象的なペスを見せた。トト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンが最後の最後でクラッシュするまでポールポジションを獲得すと完全に確信していたと認める。「F1はクレイジーでサプライズに満ちている」とトト・ヴォルフはSky F1に語った。「彼ら(レッドブル)は今日非常に支配的なパッケージを持っていた。彼らのマシンは本当に素晴らしかった」「彼(フェルスタッペン)は約0.5秒アップしていたし、ポールは基本的になかったが、我々は最終的には1-2になった。これは明らかに明日にむけて大きなアドバンテージとなる。とにかくクレイジーだ」ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがマックス・フェルスタッペンの雨でそのまま順位でフィニッシュした場合、ハミルトンはポイントをリードして最終戦に向かうことになる。「厳しい状況下でも冷静さを保つことが重要だった。攻撃を続けて、攻撃を続ける。明日もそれができることを願っている」とトト・ヴォルフは付け加えた。「(フェルスタッペン)それを実現する必要がある。彼が最初のコーナーの後に3番手にいた場合、それは大きな、大きな不利となる。彼はバルテリとルイスを追い抜く必要がある。なので、我々は戦うつもりだ」F1ターボハイブリッド時代で最大の脅威に直面しているメルセデスだが、トト・ヴォルフは両方のタイトルを防衛することにどれほど決意を固めているかを改めて強調した。「チーム全体が荒々しいエネルギーに満ちている」とトト・ヴォルフは語った。「デブリーフルームやガレージに入れば、話す必要すらない。そのエネルギーと全員の勢いを感じることができる」
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