メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めうアンドリュー・ショブリンは、弱点とされてきた標高の高いF1メキシコGPの会場であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで「マシンもパワーユニットも標高にうまく対応している」と自信をみせる。海抜約2300mの高地にあり、空力効果が下がるほか、パワーユニットへ負担が非常に大きくなることで知られているエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、メルセデスのパワーユニットの冷却性能と、ロードラッグのマシン特性には不利とされている。
初日のフリー走行では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2番手のバルテリ・ボッタスに0.424秒差をつけて先勝。しかし、アンドリュー・ショブリンは、バランス問題を修正すれば、そのギャップを埋められるはずだと語る。「最初のセッションの方が2回目よりもややクリーンだったが、マシンもパワーユニットも高度にうまく対応しているようであり、まずまずの1日だった」とアンドリュー・ショブリン。「シングルラップとロングランで自分たちのプログラムに集中して取り組んだ。シングルラップにおいてはマックス(フェルスタッペン)に若干及んでいないことは明らかだが、バランスの問題をいくつか修正しており、それが少しでもギャップを縮めてくれることを期待している」「ロングランに関してはライバルたちとは異なるタイヤを履いていたため、やや難しいところはあるが、バランスは悪くなく、ハードタイヤもうまく機能しているようだ」「簡単な戦いになるとは予想しておらず、明らかに改善すべきところもあるが、過去のメキシコの金曜日に比べると、まずまずのスタートを切れたと思っている」
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