メルセデスF1にとって、残り5戦のタイトル争いは、レッドブル・ホンダだけでなく、エンジンの信頼性との戦いになる。メルセデスF1は、エンジンに信頼性問題があることを隠していない。バルテリ・ボッタスがその代表的な例であり、第14戦イタリアGPで4基目、第15戦ロシアGPで5基目、第17戦アメリカGPでは6基目を投入し、グリッドペナルティを受けている。
「今、我々は何が起こっているのかをより理解しているが、我々が望むようにエンジンを走らせることができてない」とメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは認めた」「そして、DNFの危険にさらすことはできない」大きな懸念は、バルテリ・ボッタスと同じように、マックス・フェルスタッペンとのポイント不足が12ポイントに膨れ上がったルイス・ハミルトンもより多くのペナルティが迫っているかもしれないということだ。「もちろん心配いている」とトト・ヴォルフは語った。「ルイスにも新たに交換しなければならないというリスクがある。エンジンを使い続けて故障のリスクを負うか、新しいパーツを投入してペナルティを受けるか、そのバランスを検討しているところだ」