メルセデスF1は、予選後にバルテリ・ボッタスのパワーユニット一式を交換。F1ロシアGPをグリッド後方からスタートさせ、マックス・フェルスタッペンの挽回を阻止する奇襲作戦に出た。この動きは、バルテリ・ボッタスを駒として使い、金曜日のFP1後にパワーユニット一式を交換して最後尾グリッドからのスタートが決定しているレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの挽回を早期に潰すためのメルセデスの戦略的な交換となる。
メルセデスのスポークスマンは、バルテリ・ボッタスのパワーユニット変更を確認した。 バルテリ・ボッタスは、ニコラス・ラティフィのウィリアムズ、シャルル・ルクレールのフェラーリ、マックス・フェルスタッペンに先んじて、17番グリッドから並ぶと考えられている。メルセデスF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、予選後、バルテリ・ボッタスが戦略的なエンジンペナルティを受けて、マックス・フェルスタッペンを抑えさえ、ルイス・ハミルトンのタイトル獲得を後押しする可能性があることを示していた。ルイス・ハミルトンは、予選Q3でスリックタイヤの交換時にピットエントリーでウオールに接触させ、ポールポジションを獲得するチャンスを逃した後、4番グリッドからF1ロシアGPをスタートする。バルテリ・ボッタスは、前戦F1イタリアGPで新品のパワーユニットを投入しており、2戦連続でエンジン交換となる。メルセデスは、この決定により、バルテリ・ボッタスは今年の残りの8レースでプールに新たなエンジンを追加できると述べており、ボッタス自身のレースの見通しにはほとんど影響を与えないとしている。
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