メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2021年F1マシンW12のための最終アップアップグレードをF1イギリスGPで投入することを確認した。F1はレッドブル・リンクでのダブルヘッダーの2戦目を迎えているが、完敗となったその初戦後、メルセデスF1のW12のスタンスに混乱が生じた。マックス・フェルスタッペンに歯が立たなかったルイス・ハミルトンは、メルセデスF1には何らかのアップグレードが必要だが、それが投入されるとは思わないと語った。
メルセデスF1のトト・ヴォルフも、W12にさらなる開発は計画されていないと述べたが、チームの最高技術責任者であるジェームズ・アリソンとモータースポーツ戦略ディレクターであるジェームズ・ボウルスがこれに対抗した。その後、ルイス・ハミルトンは意見を代え、アップグレードが計画されているのを知っていた述べ、そして、トト・ヴォルフも最後の“開発”がF1イギリスGPに向けて行われると述べた。金曜フリー走行でディフューザー周りにフロービズを塗っていたことを指摘され、それは新しいパーツの作業が風洞で行われている兆候ではないかと質問されたトト・ヴォルフは「今年のマシンに関してはもう風洞を機能させていない」と Sky F1 に語った。「大きなパーツの変更はない。シルバーストンでマシンに搭載される予定の開発がもう1つあるが、それは長い間ひそかに用意していたものだ」レッドブルは過去4レースで4連続しているが、まだメルセデスF1にとってドライバーズおよびコンストラクターズのタイトルは手の届かないものではない。マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンを18ポイント上回り、レッドブル・ホンダのメルセデスに対するアドバンテージは40ポイントだ。トト・ヴォルグは、今シーズンのレッドブル・ホンダF1との戦いのなかで起こったいくつかインシデントを指摘し、チームにこれ以上やる気にさせる必要はないと語った。「彼らはモチベーションを必要としていない。彼ら全員が気合をいれている」とチームについてトト・ヴォルフは語った。「とても拮抗しており、バルテリ(ボッタス)がモンテカルロで2位に終われば、我々はコンストラクターズチャンピオンシップですぐそこにいただろう」「もちろん、マックスがバクーでタイヤに問題を抱えた後、ルイスは勝つことができたいたはずであり、ドライバーズチャンピオンシップの差は広がっていたはずだ」「そういうわけで、これらの状況はレースの週末ごとに前後する可能性がある」
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