F1のフレキシブルウイングを巡るメルセデスとレッドブルのチーム代表同士の小競り合いは、F1アゼルバイジャンGPの週末にさらにヒートアップしている。まだ残り18戦あるが、メルセデスとレッドブル・ホンダはますます緊迫するF1ワールドチャンピオン争いを繰り広げている。ただし、コース上でのアクションは比較的穏やかなものだ。
だが、コース外ではその緊迫度は増している。 Sky F1 とのインタビューで、トト・ヴォルフは、クリスチャン・ホーナーを「カメラに映りたいだけのおしゃべり」と表現したことで罵り合いは沸点に近づいている.この問題は、フレキシウィングに関するルールに関連しており、両チームはライバルのマシンの一部に納得していない。F1スペインGPで、ルイス・ハミルトンは、レッドブルのリアウイングが“曲がっている”と指摘し、バクーでは1周あたり0.6秒ほど利益をRB16Bにもたらすだろうと予測した。その報復として、クリスチャン・ホーナーとレッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メルセデスW12のフロントウイングがルールに違反している可能性があることを指摘した。6月15日からウイングに関する新たなFIAテストが導入される予定だが、バクーで抗議が提出される可能性はまだ収まっていない。金曜日にメルセデスF1がフリー走行で苦戦し、トト・ヴォルフがメディアとのコミュニケーションから一歩退いたとき、クリスチャン・ホーナーは「もし私がトトだったら、そのフロントウイングをマシンにつけているので、口を閉ざしているだろう」と皮肉った。トト・ヴォルフは、レッドブルがウイングを曲げることに関するルールを破るという点で“実績”があることに言及し、これに応えた.「クリスチャンはカメラに映りたいだけのおしゃべりのようだね」とトト・ヴォルフは語った。「パンチが効いているよね。タイムシートのトップにいるときはパンチの効いたことを言うのは簡単だけ、彼はもう少し謙虚であるべきだと思う」メルセデスが今週末に抗議する可能性があるかどうかを質問されたトト・ヴォルフは「この話題はオープンのままだと思う。フロントウイングのフレックスで最後に外されたのはレッドブルだったと思う。2014年だったと思うし、彼には少し実績がある。だが、とにかく物事に取り組まなければならない」トト・ヴォルフが言及した事件は、セバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが2014年のF1アブダビ・グランプリで目に見えて曲がったフロントウイングのために予選から除外され、どちらもピットレーンからレースをスタートしなければならなかったときのことだ。