メルセデスF1は、先週末のF1エミリア・ロマーニャGPでジョージ・ラッセルとの接触によってバルテリ・ボッタスのマシンが受けたダメージの初期調査を実施。ボッタスのW12の大部分は“修復不可能”だと結論付けた。バルテリ・ボッタスは、タンブレロで自分を抜こうとして挙動を乱したジョージ・ラッセルに衝突され、2台は高速でウォールにクラッシュ。ドライバーに怪我はなかったが、マシンは大破した。
メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリューショブリンは、バルテリ・ボッタスのW12の損傷は予想通り深刻だった。「大きなクラッシュだった。ウオールやトラック周りのポイントで約30Gの衝撃があった。残念ながら、マシンはそれほど芳しくない。かなりのダメージがある」「多くを英国に持ち帰ることができたし、ブリックスワースではパワーユニットを慎重にチェックおよび検査している。入念に回収できる可能性のあるものがないか調べていく」「残念ながら、かなりの数が修理不可能なほど損傷しており、次の週でのポルティマンまでに十分な部品を入手して、両方のマシンを正しいスペックで走らせられるようにロジスティクス計画を検討している」また、アンドリュー・ショブリンは、バルテリ・ボッタスがミッドフィールドで苦戦し、順位を上げることができなかった理由を詳しく説明した。これは、ジョージ・ラッセルとのクラッシュに直接つながった問題だ。「バルテリはインターミディエイトタイヤで他のマシンに近づくのが難しいと感じていた。彼は温度に苦しんでいた。そして、特にレースの早い段階で温度が不足したことがグリップの欠如として現れた」とアンドリュー・ショブリンは説明した。「特にバルテリの場合、追い越しをするのに必要なだけ近づいたとき、フロントグリップが落ちていて、押し流され、追い抜ける距離まで追従することができなかった」「もう1つの要因は、そのインターミディエイト段階ではDRSが有効になっていなったことだ。トウを得られるとき、DRSを起動できるとき、これらの2つの複合効果だけで実際に0.6秒程度を得ることができる」「ルイスは後半に利用できたが、その段階ではバルテリは利用できなかったも。だが、重要なのは、実際には、マシンのバランス、彼が近づいたときに出ていtアンダーステアだ。それによって、彼は攻撃を開始するのに十分にギャップを縮めることができなかった」