メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、バーレーンでのF1プレシーズンテストでのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はメルセデスの両ドライバーよりも“はるかに速かった”と主張する。3日間のF1プレシーズンテストで、最終日の午後に走行したマックス・フェルスタッペンは総合トップタイムをマーク。一方、メルセデスの午後の走行を担当したルイス・ハミルトンは、アタックラップでのスピンもあり、総合5番手でセッションを終えた。
イタリアの La Gazzetta dello Sport は「ミルトンキーンズ生まれの青いマシンは、優勝候補としてシーズンを開始する」と宣言した。「セットアップの問題はルイスハミルトンに多くの頭痛の種を引き起こした。これにギアボックスの問題も加わり、現役のワールドチャンピオンの状況は良くない」トト・ヴォルフもその評価に反論はしない。「レッドブルのドライバーはテストで我々のドライバーよりもはるかに速かった」とトト・ヴォルフはマックス・フェルスタッペンに言及。「マシンの特定の機能を理解することなどを含め、我々には特定の問題があった。予選までの2週間で何かできることを願っている」一方、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、楽観主義にもかかわらず、夢中になっているわけではない。「メルセデスがテストで使用したエンジンレベルはわからない。だが、彼らとのギャップがもはやそれほど大きくないと想定している」とヘルムート・マルコは語った。トト・ヴォルフは、F1プレシーズンテスト前の「シェイクダウン」をスキップしたことが、メルセデスが2021年F1マシンとの初期の闘いを説明するとの見方を否定した。「現状に満足してはいない。連続してタイトルを獲得したチームが少ないのには理由がある。常に活力を与え、やる気を起こさせるのは簡単なことではない」
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