メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブル・ホンダへと移籍したセルジオ・ペレスによって、メルセデスのF1パワーユニットの技術情報がホンダに伝わることを懸念していると認める。F1が2014年にV6ターボハイブリッド時代になって以降、セルジオ・ペレスは7年間メルセデスのカスタマーエンジンを走らせていた。
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2つの理由でセルジオ・ペレスのレッドブル・ホンダへの移籍を心配している。1つ目は、レッドブル・ホンダにマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして経験豊富なセルジオ・ペレスが加入することで、2021年にメルセデスF1の優位性が脅かされる可能性があるとしている。「彼らは我々と同様のリソースを持っており、非常に野心的なチームだ」とトト・ヴォルフは Sky Deutschland に語った。「マックスというルイス・ハミルトンの足跡をたどろうとしている若いドライバーがいる。そしてセルジオ・ペレスというコンストラクターズチャンピオンシップでポイントを獲得できるドライバーがいる」 2つ目としてトト・ヴォルフは、セルジオ・ペレスがメルセデスのF1エンジンについて有している経験と知識が、ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブルに多くをもたらすと語る。「セルジオは長年メルセデスエンジンを走らせてきた。もちろん、パフォーマンスのポテンシャルと使用できる様々なモードを知っている」とトト・ヴォルフは語った。「彼はホンダにこのインプットを与えるのは確かだ」「もちろん、この段階でドライバーがチームに加わっても、全体的なパフォーマンスやエンジンの微調整方法についてはあまり変わらない。しかし、それでも彼はメルセデスエンジンがどのように機能するかを知っており、それはホンダにとって興味深いインプットになるだろう」最後に、トト・ヴォルフは、ニコ・ヒュルケンベルグがリザーブドライバーとしてメルセデスF1に加わるという噂について、発表がまもなく行われることを示唆した。「問題はいつ決定が下されるかではなく、いつ発表されるかだ」とトト・ヴォルフは語った。
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