メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、セルジオ・ペレスの加入によってレッドブル・ホンダは2021年により脅威になるだろうと語る。トト・ヴォルフは、メルセデスF1を8年連続のドライバーおよびコンストラクターのタイトルに導くことを目指しているが、セルジオ・ペレスを補強したレッドブル・ホンダの新しいドライバーラインナップはチームに問題をもたらすと考えている。
レッドブル・ホンダは、苦戦を強いられたアレクサンダー・アルボンに代わって、圧倒的なシーズンを過ごしたセルジオ・ペレスを2021年のF1ドライバーに抜擢。昨年、ペレスは新型コロナウイルス感染によって2レースを欠場したにもかかわらず、ドライバーズランキング4位というF1キャリアでベストリザルトを記録し、F1サヒールGPではF1初優勝を成し遂げた。「ペレスが加入したレッドブル・ホンダは、コンストラクターズ選手権ではるかに強力な対戦相手になるだろう」とトト・ヴォルフは ORF にコメント。「私はペレスを非常に高く評価している。ペレスがフェルスタッペンにどのように対抗するかを見るのは興味深いだろう」3月28日にバーレーンで始まる2021年のF1世界選手権の最も重要な技術的変更は、予算上限の導入、ピレリの新しいタイヤ構造およびマシン後部への調整であり、これによりマシンのスピードが1~2秒遅くなると推定されている。また、2021年シーズンは、レッドブルとホンダF1のタッグにとっての最終年でもある。「昨年と同じエキップメントでのシーズンになる。ホンダは最後のファクトリーイヤーでタイトル争いに真剣に取り組むだろうと思うので、面白くなるだろう」と新型コロナウイルスから回復したトト・ヴォルフは続けた。「チームはマシンの準備に全力で取り組んでいる。開幕戦のための最近の開発ステップは今も続いている。我々はスポンサーシップなどに取り組んでおり、いつものように仕事をしている」