メルセデスF1は、F1トルコGPの予選でルイス・ハミルトンが6番手、バルテリ・ボッタスが9番手と低迷。チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、この苦闘から学ぶ必要があると語る。再舗装されたイスタンブール・パークの路面と雨による低いグリップレベルは、予選の序列を揺るがし、ランス・ストロールがF1ポールポジションを獲得する道を開いた。
今季ここまで13戦連続でポールポジションを独占してきたメルセデスF1だが、2台がどちらもトップ5以内に入れなかった予選は、2013年のF1イタリアGP以来の最悪の結果となる。ルイス・ハミルトンは、ポールポジションを獲得したランス・ストロールから4.7秒差の6番手だった。メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「今年はウエットコンディションでもポールを失うことはなかった」とコメント。「だが、その点でコンディションは異なっていた。ウエットであるだけでなく、滑りやすい真新しいサーキットであり、周囲温度と路面温度も低かった」「とにかく我々タイヤのスイッチを入れることができなかった。正しいウィンドウにいない場合は、あちこちを滑っていしまうものだし、その結果、チームとマシンの間に大きなギャップが生じた」「我々はこれから学ばなければならないと思う。気温、コース、空気、雨、そしてターマックの再舗装のせいで、シーズンの平均とは非常に異なったコンディションだった」「しかし、それは誰にとっても同じであるため、問題ではない。今日、我々はタイヤのスイッチを入れてグリップを見つけることができなかったが、他はできていた」「打ちのめされたに最も多くを学ぶといつも言っているが、今日はそのような日だ。将来的には、極地なコンディションでもタイヤのスイッチを入れる方法を理解できることを願っている」メルセデスF1は、土曜日の朝のフリー走行3回目で、雨が降ってコースが走りにくくなったことで、あまり走行をせずにセッションを終えていた。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはFP3で合計7周を走ったが、アルファロメオのキミ・ライコネンはFP3で無理やりにでも走行したことが両方のマシンがQ3進出するのに役立ったと述べている。だが、トト・ヴォルフは多くの走行をすることが予選に役立つかどうかを疑っていたと語る。「最後に試したが、あまりにウエットだった」とトト・ヴォルフは語った。「完全に変わっていた。唯一の本当に良いコンディションは最初だけだったし、それからかなりウエットだったので、ほぼすべての人がピットにいた。一度試しに出ていったが、走っても意味はなかった。あまりにウエットだった」