メルセデスF1は、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPで少なくとも1台が4位以内でフィニッシュすれば、コンストラクターズ選手権7連覇という前例のない偉業を達成する。現在、メルセデスは2位のレッドブル・ホンダを209ポイント上回っており、残り5ラウンドで176ポイント差を付ければコンストラクターズタイトルが確定する。
メルセデスは1999年から2004年の間にフェラーリが記録した6連覇という記録に並んでいるが、F1エミリア・ロマーニャGPで少なくともレッドブル・ホンダに34ポイント以内でフィニッシュすれば、記録的な7連覇を達成することになる。レッドブル・レーシングが最後にメルセデスに33ポイント以上の差をつけてフィニッシュしたレースは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが1周目にクラッシュした2016年のF1スペインGPが最後となる。仮にレッドブル・ホンダが1-2フィニッシュを達成し、さらにファステストラップの1ポイントのボーナスで最大44ポイントを獲得したとしても、メルセデスは1台のマシンが4位以内でフィニッシュすればタイトル確定となる。7回目のタイトルを達成すれば、メルセデスはタイトル獲得数でロータスと並んで史上4位に浮上する。F1ではフェラーリが最も成功したチームであり、16回のタイトルを獲得、ウィリアムズが9回、マクラーレンが8回となっている。メルセデスはこれまでのところ開幕12戦のうち10勝し、すべてのレースでポールポジションを獲得するなど2020年シーズンを支配している。また、今年のグランプリではまだ17ポイント未満でフィニッシュしたレースはない。今週末の見通しについて質問されたメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは「皆さんは今週末勝つ可能性は99%だと言うかもしれにが、実際のところ、達成した瞬間いしか楽しむことはえきない」と語った。 「7回連続でトップに立つチームを非常に誇りに思っている。2014年に社内で議論したとき、目標として何を設定できるかを話し合ったことを覚えている。チャンピオンシップに勝つことは素晴らしいことだ」「アルド・コスタは、我々が十分に野心的ではないと言っていた。我々の目的は複数のチャンピオンシップに勝つことであると書き留めておくべきだとね」「誰かが7回のタイトルを獲得することになると言っていたら、彼には何らかのサポートが必要だとはっきりと思っていただろう」メルセデスF1は、F1エミリア・ロマーニャGPでバルテリ・ボッタスがポールポジション、ルイス・ハミルトンが2番グリッドからスタートする。
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