メルセデスF1は、F1バルセロナテスト2日目の午前中に『DAS(デュアル・アクシス・ステアリング)』システムと呼ぶ、走行中にフロントタイヤのトー角を変更させるデバイスを披露。バドックでDASシステムという言葉が大きな注目を集めた。トー角とは、車を上から見た場合に進行方向に対してタイヤのトー(つま先)がどの方向を向いているかを示すもの。タイヤと車軸は、基本的に90°を成しているとすれば、この状態がトー角を0°となる。
トーインだと、トー(つま先)がイン(内側)に向けている状態。トーアウトだとトー(つま先)がアウト(外側)を向いている状態を指す。トーインでは直進安定性が良くなり、トーアウトだと曲がりやすくなる。メルセデスF1が導入した『DASシステム』とは、ステアリングを前後に押し引きすることでトー角の変更するシステム。ルイス・ハミルトンのオンボード映像では、ルイス・ハミルトンがコーナー手前でステアリングを押し込むとフロントタイヤがトーアウトの状態となる場面が確認できる。また、動画の冒頭ではステアリングを引き戻してトー角を戻しているのがわかる。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年 2月月20日午前4時43分PST
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