メルセデスF1は、シルバーストン・サーキットで2020年F1マシン『W11』のシェイクダウンの模様を収めた動画を公開した。昨年、メルセデスはルイス・ハミルトンが自身6回目となるドライバーズタイトルを獲得。チームとしても開幕から5戦連続の1-2フィニッシュおよび8連勝と合計で15勝、31回の表彰台を獲得する圧倒的な強さでコンストラクターズタイトルを獲得し、両方のタイトルを6連覇するという前人未踏の偉業を成し遂げた。
メルセデスF1は2月14日(金)にフィルミングデーを利用してシルバストーン・サーキットで『W11』のシェイクダウンを実施。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが交代でマシンを走らせた。新車W11での初走行を終えたルイス・ハミルトンは「トラックで新車に乗ってきたばかりだ。長い間これをやってきているけど、新車に乗るたびにその興奮は変わらない。それ以上ということはないけどね」とルイス・ハミルトンはコメント。「クルマの感触は素晴らしかった。もちろん、このマシンを作るために非常に多くの仕事がなされてきたし、それを運転できる2人のうちの一人だ。だから、自分の周りの環境、シートポジション、ステアリングからかえってくるフィーリングやバランスに注意を払おうとする。そのバランスを少しを感じようとするものだ」「でも、完璧ではないトラックではあまり簡単なことではない。すべての走行がスムーズだったけど、どれくらい大きな改善を果たしているかという点で、マシンがどれくらい良いかはテストをするまでわからない。でも、アブダビにいた位置から大きく離れているようには感じなかったし、良いスタートだ」メルセデスW11の初走行を名誉を与えられたバルテリ・ボッタスも新車の第一印象を有望に感じたと語る。「最初の感覚は良好だし、すべてが機能している。それが出発点だ。この時点で明らかな問題はない。システムをチェックし、すべてが機能していることを確認し、マシンの最初の感覚をつかむだけだ」とバルテリ・ボッタスは語った。「フィーリングはいい。テストまでの数日でチームにフィードバックできることはたくさんあるし、バルセロナまでにいくつかの改善するための多くのデータを得ることができたと思う。でも、W11は生き生きしているし、チームがこれを達成するために多くの作業を行って、箱から出してすぐに走れるように本当に多くの仕事をしてきた。それを運転して、フィーリングを得られることを本当に誇りに思っているし、すべてのチームメンバーを誇りに思う。良い日だったし、これ以上のバレンタインデーは求められない。今はテストを楽しみにしている」