メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、新型コロナウイルスの脅威にも関わらず、メルセデスとしては4月にF1中国GPが開催されることを前提に準備を進めていると語る。新型コロナウイルスは、中国本土でまだ広がり続けており、月曜日の朝の時点で40,235人のコロナウイルス症例が確認され、中国国内での死者は1000人を超えた。
3月21日に三亜で開催予定だったフォーミュラEを含め、中国国内ではいくつかの国際スポーツイベントがキャンセルされており、諸外国は中国への渡航を制限している。F1は、中国の状況に注意を払っており、上海でのレースが延期された場合の緊急時対応計画を検討している。だが、今のところ、F1中国GPの中止や延期はアナウンスされておらず、F1チームは通常の準備を進めるしかない。「中国に関しては、フォーミュラEがキャンセルされた」とトト・ヴォルフは、月曜日にロンドンで開催された新しいパートナーINEOSとメルセデスのスポンサーイベントで語った。「また、4週間くらいあると思うが、彼らは先週キャンセルした。我々は中国に行くことを大いに望んでいた」「この後、生体認証スキャンのために中国大使館に行くつもりだ。現時点ではすべて我々は中国に行くように見える」トト・ヴォルフは、F1中国の人気が高いことを考えれば、中止になれば、F1にとっても、地元のファンにとっても、大打撃になるだろうと語る。「行けなくなるのは残念だ」とトト・ヴォルフはコメント。昨年、グランドスタンドは満員だったし、売り切れていた」「中国はファンのフォロワーの観点から非常に重要な市場になり始めている。我々はレース週末に上海で素晴らしい活動を行っている。そこに行けないことはファンや私たちにとって素晴らしいことではないのは明らかだろう」「だが、健康が第一であり、彼らがそれをコントロールすることを願っている。それが何よりも大きな優先事項だ」