メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリのF1エンジンのパフォーマンスはかなり強力であり、予選セッションでは“ほぼ無敵”になったと語る。夏休み以降、フェラーリは復活を果たし、5戦連続でポールポジションを獲得している。今週末のF1メキシコGPでも際立った一発のペースを示しており、その記録を6戦に伸ばすことになると考えられている。
対照的に、メルセデスは7月のホームレースであるF1ドイツGP以降、予選セッションで最速ではなかった。バルテリ・ボッタスは、F1メキシコGPの金曜フリー走行でトップタイムを記録したセバスチャン・ベッテルから0.6秒差をつけられており、フェラーリとのギャップが“予想よりも大きい”かったと認めている。ポールポジションが獲得できない現状は、メルセデスのパフォーマンスを公正に表しているかと質問されたトト・ヴォルフは「パフォーマンスを正確に反映していると思う。土曜日のフェラーリはほぼ無敵だ」とコメント。「彼らは金曜日から土曜日に向上させることができているし、すべてのパワーが使用可能になると、ストレートでの損失を補うことは非常に困難だ」「だが、シャシーの残りの部分での彼らのパフォーマンスも軽視したくはない。とにかく彼らは土曜日に最強のクルマを持っているように思う」「日曜日のレースになれば、レッドブルとメルセデスはいくつかのレースでもう少し競争力がある。高速トラックではなく、他のすべてのトラックで我々は少し這い戻っているように思う」