メルセデス AMG F1チームは、F1ベルギーGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが2位、バルテリ・ボッタスが3位でレースを終えた。トト・ヴォルフ(チーム代表) 「今週末はチャンピオンシップに関してはダメージリミテーションの流れだったので、ダブル表彰台を獲得し、ルイスとバルテリが力強い走りを見せてくれたことに満足している」
「我々のレースカーは速く、タイヤのデグラデーションが進むにつれて第2セクターで多くのタイムを取り戻した。だが、ライバルの直線スピードは御覧の通りだった。DRSとトウを使っても毎ラップで彼らにプレッシャーをかけられるだけのスピードデルタがなかった。これだけ1位と僅差でフィニッシュすると当然ながら改善できた部分を振り返ることになる。ルイスの最適なピットストップはもう1周前だったのではないかなどね。だが、後からそう考えるのは非常に簡単なことだ。もちろん、今週末のより大きな全体像は異なる。昨日、才能ある若者が命を落とした。それが全てを暗く覆い隠した。我々はアントワーヌのことを忘れず、彼の記憶を掲げ続けなければならない。今日はシャルルが見事なF1初優勝を飾った。彼らは親しい友人だったというから何事も理由があって起こるものなのだろう」 ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター) 「もっと良い結果を望んでいたが、非常に堅実な2位と3位の結果や彼らがもたらしてくれたポイントに満足しなければ無礼だろう。昨日の予選でシャルルは手の届かないところにいたし、今日はもう少しで我々が彼を捕えられたように見えたかもしれないが、それでも、我々にとってはレースディスタンスを通して彼が良すぎたと思っている。今日のマシンパフォーマンスには満足できる理由はいろいろとある。主要なライバルたちに比べてデグラデーションが少なく、タイヤにうまく合っていたし、コーナーを通して強力なパフォーマンスを発揮している。今後挑むことになるサーキットを楽しみにしている。モンツァが簡単なトラックになることはないが、ある程度の自信を持って楽しみにできるトラックではある」ルイス・ハミルトン「モータースポーツの関係者全員にとって、とても辛い週末だった。今日はアントワーヌのことを考えながらレースをした。全体的に不安定な週末だったが、着実な予選と着実なレースができたので本当に嬉しく思っている。もちろん決勝は勝ちたいものだが、全力を尽くした。フェラーリはとても強かったが、終盤あそこまで近づけたので、ポジティブに受け止めるべきことがたくさんある。シャルルのために喜んでいる。彼は週末を通して素晴らしい仕事をしたので、おめでとうと言いたい。ストレートでフェラーリに追いつくために今後4日間でするべき仕事がたくさんあるが、それができるのはこのチームだけだ。来週末モンツァではまた接戦を演じたい」バルテリ・ボッタス(メルセデス)「昨日の悲しいニュースで、誰にとっても厳しい週末だった。できるだけ頑張ったが、チャンスはあまりなかった。レースペースは大丈夫だと感じたが、フェラーリは予想通りストレートで強かった。最初のスティントの終わりには、タイヤがドロップオフしてややペースに欠けていたが、第2スティントでは強かった。でも、レース終了まで次のチャンスがなかったので、エンジンとギアボックスを温存することに決めた。スパは僕にとっていつもは難しいトラックだが、良い戦略で順位を上げることができたし、実際にここでの自己ベストのパフォーマンスだったと思う。次はまたフェラーリが速いと予想されるモンツァだが、彼らと戦うために激しく攻めるつもりだ」関連:F1ベルギーGP 結果 | ルクレールがF1初優勝&フェラーリ今季初勝利
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