メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、今週末のF1イギリスGPの天気予報が、前戦オーストリアで明らかになった高温に関連する弱点を修正するための時間を稼がせてくれることを望んでいると語る。高い気温で開催されたF1オーストリアGPでメルセデスは冷却問題に苦しみ、結果として、チームは非常に保守的に走らなければならず、勝利に挑戦することができなかった。
トト・ヴォルフは、マシンのボディーワークにはすでにできるだけ多く開口部が設けられており、問題への迅速な修正策はないと認める。「まず第一に、我々の問題を解決するために少しでも時間を稼げるようにシルバーストンの典型的なブリティッシュウェザーを本当に望んでいる」とトト・ヴォルフは語る。「しかし、今後のヨーロッパでの激しいレース、ホッケンハイムとブダペストにむけて我々の問題を解決する以外に選択肢はない。疑いの余地はない。他に選択肢はない」現在の天気予報ではイギリスでは比較的涼しい週末となる予定となっている。オーストリアではフェラーリがポールポジションを獲得するペースを持っていたが、トト・ヴォルフはシルバーストンのレイアウトはメルセデスの強みに役立つと確信していると語る。「パワーのデプロイメントは、高速コーナーでそれほど差別化要素にはならないと思う。したがって、シルバーストンは我々の好みにもっと合っているはずだ」とトト・ヴォルフはコメント。「ポール・リカールほど良くないかもしれませんが、オーストリアよりははるかに良いだろう」オーストリアではフェラーリのポールポジションを獲得し、レッドブル・ホンダが勝利を収めたが、フランスでの優勢なパフォーマンスを考えれば、メルセデスはパニックにはなっていないと語る。「人々は、レースが十分に激しくないこと、そして、メルセデスがあまりにも抜きん出ていると批判していた」とトト・ヴォルフは語る。「オーストリアで我々は異なるシナリオを見たと思う。そして、彼らがギャップを埋めたかどうかにかかわらず、今後レースの異なる天候の異なるサーキットレイアウトで我々が強みを取り戻すことを願っている」
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