メルセデスは、2019年 F1オーストリアGPの決勝で、バルテリ・ボッタスが3位、ルイス・ハミルトンが5位でレースを終えた。トト・ヴォルフ(チームプリンシパル) 「ファンの観点からすれば、今回は見ていて本当にエキサイティングなレースだった。だが、我々の観点からすれば、困難な一日だった。レース前に高温が大きなチャレンジになるだろうと言っていたが、それが現実となった」
「我々のアキレス腱が露呈し、両方のドライバーが信じられないくらい熱い温度の中でオーバーヒートに苦しんだ。常にボディワークを開けておかなければならず、エンジンを弱め、ロングストレッチのためにリフトして惰性走行する必要もあった。そのため今日は自分たちのマシンで本気のレースができなかった。アタックもディフェンスもできず、とにかく生き残り、しっかりとクーリングすることに努めていた。ポジティブな話をすれば、それでも大量のポイントを獲得できたし、これらの制限があるにもかかわらず、まずまずのラップタイムも刻めた。だが、この先の暑いヨーロッパのレースに向けて、冷却の問題を解決しなければならないことは明らかだ。言ってきたように、最悪のときを過ごせば、そこから最大限に学び、さらに強くなってカムバックする。そして、我々はそれをシルバーストンの次戦で目指していく」バルテリ・ボッタス (3位)「今日の僕たちは状況のなかで最大限を尽くすことができたと思う。今回のレースはトリッキーなものになるとは思っていたけど、予想以上に難しかった。かなりリフト&コーストをしなければならなかったし、エンジンのオーバーヒートを防ぐためにすべてのエンジンモードを使うことができなかった。だから、実際の僕たちはしっかりとレースができなかったし、レースの大部分で温度を管理しなければならなかった。それは防御と攻撃の両方をとても困難にした。でも、ポジティブな面に目を向けなければならない。今週末から良いポイントを稼ぐことができたし、レースペース的にもそれほど大きな差があるとは思っていない。だから、すべてが悪かったというわけではない。僕たちは調査していくし、シルバーストンでは強くなって戻れることを期待している」ルイス・ハミルトン (5位)「簡単な一日ではなかったし、レースがスタートする前からここではトラブルに遭う可能性があることをわかっていた。今日は僕たちにとってオーバーヒートがかなり大きな問題であることが証明された。今週末はクルマのスピードが制限されていたように感じたし、他のクルマは僕たちほど苦しんでいなかったように思う。僕たちはそこを調べて修正していかなければならない。ブダペストのようなもっと暑いレースも控えているので、これを乗り越える必要があるし、さもなければ、僕たちにとって難し数レースになるかもしれない。それに縁石にフロントウイングを損傷してしまい、交換しなければならなかったことでちょっとタイムを犠牲にしてしまった。とにかくあまり良くない一日だったけど、それでも少なくとも5位でポイントを獲得することはできた」
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