メルセデスAMG F1チームは、F1フランスGPのフリー走行で、バルテリ・ボッタスが唯一の1分30秒台を記録してトップタイム。2番手にもルイス・ハミルトンが続き、他に大きくギャップを築いた状態で初日を終えた。開幕から7連勝を続けているメルセデスは、ポール・リカールでも他を圧倒する速さで週末をスタート。それでもまだバランス面で改善できる部分はあると両ドライバーは口を揃える。
1分30秒937を記録して初日をトップタイムで終えたバルテリ・ボッタスは「序盤は簡単ではなかった。午前中は通常よりもトラックがかなり滑りやすかったので誰も苦戦していたと思う。でも、路面はすぐに進化していったし、特にコーナーではラップ毎に大きなゲインを感じることができた。路面が改善すればするほど、クルマのバランスは良くなっていると感じることができた」とコメント。「バランスの問題はあったけど、クルマは走り出しから速さがあったし、それは常に良いスタートだ。セッション間に良い変更を施すことができたし、FP2でははるかに快適に感じることができた。ラップタイムが向上したのはそのためだ。本当に暖かいし、今後も暑くなっていくだけだろうから特に日曜日はタイヤは限界に達するかもしれない。僕たちはラップ全体を通してのバランスにまだ苦しんでいるし、明日何を改善できるかを確認するために今夜はデータをじっくり精査していく」2番手タイムのルイス・ハミルトンは「とても暑い一日だったけど、ほとんどのプログラムを消化することができた。クルマのバランスが少し難しい。新しいターマックと高い路面温度によるものかもしれない。今日、路面は55~60度に達していたと思う」とコエント。「全体的にクルマのペースは本当にいい感じだし、バランスを微調整するだけでいいと思う。FP2のラップはあまりいいものではなかった。ターン3で大きなスナップが出て、うまくキャッチできたと思ったんだけどね。損後、最終的にパワーユニットに小さな問題が発生して、ガレージに入らなければならなかった。それでも大きいな問題はなくスムーズな一日だった」 メルセデスのコースサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは「タイヤとクルマのパフォーマンスという点で興味深い一日だった」と振り返る。「最近、サーキットのすべてのコーナリング領域が再舗装されており、ソフトタイヤが新しいターマックにかなり苦しんでいるのはソフトタイヤだった。我々のペースはかなり良さそうだったが、リアタイヤのグリップが乏しいことによってバランスはかなり狂っていた。クルマを落ち着かせるためにいくつか変更を施し、両方のドライバーが午後にはより良い感触を持っていた」上記でルイス・ハミルトンが語っているパワーユニットの小さな問題は、エンジンのミスファイヤだったとアンドリュー・ショブリンは空る。「バルテリはクリーンなセッションを過ごしたし、軽い燃料での彼のペースは良く、ロングランでも一貫性があった。ルイスは正しい場所でクルマのバランスを掴むのに少し苦労していたし、ソフトタイヤでの走行でミスをしていた。そのタイヤで続けようとしたが、直後にミスファイヤが検出されたことで、調査のためにクルマを戻さなければならなかった。問題は修正することができ、ロングランの作業のために戻すことができた。レース燃料ではルイスにとってクルマはうまく機能しているようだった」「リア周りをさらに改善できるかどうかを確認するために今夜は少しやらなければならない作業はあるが、クルマはそれなりに機能している。全体的にはとても満足している」
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