メルセデスは、W10のどのエリアを開発していく必要があるかにを特定していると語る。メルセデスは、開幕2戦で1-2フィニッシュを達成したが、バーレーンGPにおいてはフェラーリの方が速いことは明らかだった。メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、チームがフェラーリの後ろにいることを認めているが、W10で進めていくべき方向性は掴んでいると語る。
「我々にとって大きな結果であり、挽回を必要としていた競争力がなかった週末にこのような大量のポイントを獲得できたことは大きな救いだった」とジェームス・アリソンはコメント。「ポイントを取り戻すとともに、挽回するためには何をする必要があるか、マシン開発を進めていくための方向性について明確な指標も得られた。バーレーンで抱えていたものと同じ問題に苦しむことはないだろう」「そして、当然ながら、シーズンを通してそれを行い、たとえ少し躓いたとしてもクルマにさらなるパフォーマンスをもたらして、前に居続けることが我々の目標だ」「それは全てのチームの目標でもある。だが、我々は結果を出す決意を固めているし、以前のシーズンでもそれなりに得意としてきたことだ」次戦F1中国GPは、カレンダーで最長の1つである1.2kmのストレートを有するサーキットであり、フェラーリのF1エンジンのパワーがさらに浮き彫りになる可能性が懸念されている。