メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ホンダのF1エンジンがオーストラリアGPで示したパフォーマンスを維持できれば、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは今シーズのタイトル候補だと語る。F1オーストラリアGPの決勝レースで、マックス・フェルスタッペンはターン3でフェラーリのセバスチャン・ベッテルを華麗にオーバーテイクした。
それが可能となった要因としては、セバスチャン・ベッテルが第2スティントのミディアムタイヤに苦戦していたこと、今シーズンにDRSの効果が増大していることなどが考えられるが、ルノーのF1エンジンを搭載していた過去数年のレッドブル・レーシングには不可能だったのも事実だ。マックス・フェルスタッペンの印象的なレースを目にしたトト・ヴォルフは、今シーズンのタイトルをフェルスタッペンに奪われる可能性もあると考えている。「ターン3でフェルスタッペンがどのようにベッテルをオーバーテイクしたかを見れば、ホンダのF1エンジンのパワーが優れていることがわかるはずだ」とトト・ヴォルフはコメント。「他のどのクルマもターン3ではオーバーテイクしていなかったし、あれは本当にホンダのおかげだと言える。彼らがトップに返り咲いたのは素晴らしいことだし、レッドブルとのコンビネーションは大きな脅威だ」マックス・フェルスタッペンにとってオーストラリアでは初の表彰台であり、ホンダにとっては200年以来の11年ぶりの表彰台となった。この結果は近年ホンダのF1エンジンが大幅に改善されたことを強調していると言える。「ホンダがすべてのレースでこのようなパフォーマンスを示すことができれば、マックス・フェルスタッペンは間違いなくタイトル候補だ。今年、我々は彼らを本当に重要視しなければならないだろうし、それは良いことだ。ホンダはトップに戻るに相応しい」関連:【動画】 フェルスタッペンがベッテルを華麗にオーバーテイク
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