メルセデスF1チームは2月13日(水)、2019年F1マシン『W10』のシェイクダウンを実施。トラブルなく予定していた走行を終えた。2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以来、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを5連覇してチャンピオンシップを支配してきたメルセデス。今年もルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのコンビでタイトル防衛に挑む。
メルセデスF1チームは2月13日(水)、2019年F1マシン『W10』の画像を公開。これまでティザーで公開されていたブラックにブルーとグリーンのカラーリングを施したものではなく、これまでの同様のペトロナスグリーンがはいった“シルバーアロー”として登場した。昨年はタイトルを獲得したものの、タイヤの使用に苦しみフェラーリからの挑戦を受けたメルセデス。W10は突起のないロングノーズを採用するなどこれまでのコンププトを進化させているが、昨年マシンよりノーズ部分はさらに細く、リアエンドもさらに絞り込まれ、レーキ角もつけるなどアグレッシブなデザイン。サイドポッドから大きく張り出し、バージボードエリアへと繋がるミラーマウントも特徴的だ。カラーリングは、これまでのコンセプトを継承しているが、ブラックのグラデーションに塗装されてたエンジンカバーにはメルセデス・ベンツのボンネットやフロントに輝く“スリーポインテッド・スター”が散りばめられている。また、ヘイローもボディと同色のシルバーに塗られたことで精悍なルックスとなっている。メルセデスは同日、フィルミングデーを利用してシルバーストン・サーキットでW10のシェイクダウンを実施。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがプロモーションタイヤを装着したW10でフィルミングデーで許可されている100kmの走行を完了させた。