メルセデスF1チームは、2019年F1マシン『W10』のティザー画像第2弾を公開した。メルセデスF1チームは、2月5日にティザー画像の第1弾としてフロントウイング周りの画像を公開。これまでのシルバーのカラーリングとは異なり、ブラックをベースにブルーとグリーンのデザインが施されており、テスト専用の特別カラーリングではないかと憶測が広まっている。
そして、2月7日に第2弾となる画像を公開。今回公開された画像はサイドポッド周りと考えられるが、同じくブラックのボディにブルーとグリーンの模様が施されている。SNSで「テスト専用カラーか?」とのファンからの質問にメルセデスは「誰もテスト専用カラーとは言ってませんよね・・・」とはぐらかしている。このような塗装は“ダズル迷彩”と呼ばれ、敵から隠れるのではなく、惑わすことを目的とした迷彩。第一次世界大戦中に艦の大きさや速度を誤認させることを目的として開発された。自動車メーカーが発表前の新型車の開発テスト時に使用することが多い。F1チームも新車発表でテストでマシンに特別カラーリングを施すことがある。レッドブルは2018年のシェイクダウン時にブラックとブルーのカモフラ―ジュ塗装を施していた。また、2015年にはプレーズンを通してブラックのダズル迷彩を纏った『カモブル』を走らせている。メルセデスは2月13日(水)にシルバーストンでW10のシェイクダウンを実施。シェイクダウンはメディアや一般人には非公開となるが、チームはソーシャルメディアを通じてシェイクダウンの模様を伝え、現地時間午前10時にオンラインでW10の画像を初公開するとしている。