メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスにはF1ワールドチャンピオンになるための実力はあるが、絶頂期にあるチームメイトのルイス・ハミルトンを倒すのは難しいとも考えている。2018年、ルイス・ハミルトンは自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得。メルセデスもコンストラクターズ選手権を制して両方の選手権を5連覇し、成功したシーズンとなった。
しかし、バルテリ・ボッタスに関しては、ワールドチャンピオンを獲ったルイス・ハミルトンと同じクルマを与えられていたにも関わらず、1勝も挙げることができない期待外れなシーズンとなった。バルテリ・ボッタスは2019年の1年契約しか結んでおらず、2020年にはエステバン・オコンがシート獲得のために待機しているため、今季、ボッタスはシート喪失のプレッシャーと戦うことになる。しかし、トト・ヴォルフは、本来バルテリ・ボッタスにはルイス・ハミルトンを倒せるだけの実力があると擁護する。「我々は過去6年間でベストのルイスを目にした。彼が5回のワールドチャンピオンであるのには理由がある」とトト・ヴォルフはコメント。「活動のピークにある5回のワールドチャンピオンを倒すのは非常に困難なことだし、バルテリもそれはわかっている。だが、彼にはその実力があると考えている」「彼は勝つことができると思っている。昨年も何度かそれを示したが、不運や勝つことができない立場にいた」「それをチャンピオンシップを戦うためのポジティブな勢いに変えることができれば、バルテリはチャンピオンシップを獲得できると思っている」バルテリ・ボッタスは、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン、マックス・フェルスタッペンに次ぐ、ドライバーズ選手権5位でシーズンを終えた。