メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが、F1アメリカGP初日のフリー走行を振り返った。ルイス・ハミルトン「それほど重要な一日ではなかった。今日は多くの人々が来てくれていたので残念だ。午前中の天候は悲惨だった。FP2にむけて乾いていきそうだったけど、突然、また大雨になった」
「FP3までタイヤを残しておかなければならないし、雨のなかで学べることはごくわずかなのでFP1では数周しか走らなかった。FP2では最後まで待って、路面が変化しているか、前のラップから次のラップでタイヤが少しドラップオフしたかを確認するために出て行った。それでもクルマの感触はいい。でも、路面は過去よりも少しバンピーになっているように思う。インターミディエイトはウエットコンディションでかなり良いグリップを提供していたけど、あまり長く持つとは思っていない。実際、インターでもかなり多くの水たまりを走ることができるし、エクストリームウエットとインターとの間のクロスオーバーを見つけることが重要になるだろう。間違えば多くを失うことになる。それでも全体的に楽しかった。このトラックを走るのは大好きだし、ウエットでも素晴らしかった。今日は少し興奮したよ」バルテリ・ボッタス「ただ雨が止むのを待っているだけのかなり退屈な一日だった。今日、多くのタイヤを使えば、ウエットになるか可能性がある予選セッションのためのタイヤが少なくなる。だから、僕たちはタイヤアロケーションを考えて、今日よりも明日走りたいと思った。でも、限られた走行であっても、午前中の不十分なコンディションにかからず、クルマには本当に良い感触を得ることができた。クルマはウエットでもドライでも強そうだ。誰もまだドライタイヤで走行できていないことを考えれば、明日と日曜日にむけたセットアップはトリッキーだ。全体的なセットアップはコース上での走行ではなく、シミュレーションとファクトリーのワードワークをベースにしなければならないので、僕たちのシミュレーションがどれくらい優れているかがわかるだろう。去年のタイヤコンパウンドは違うものだったし、アスファルトも変わっているので、正しいレースセットアップと戦略を見つけることを困難にする疑問がたくさんある。だから、良い予選ができたとしても、日曜日の保証は何もない。本当に面白い週末になるだろう」ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)「今日についてはあまり言うことはない。天候によってドライタイヤを調べ、レースにむけた準備をするという狙いが達成できなかった。ドライになることを願っているし、予選は少なくともドライ気味になることを望む。両ドライバーともFP1でマシンを確認する時間は限られたし、FP2はルイスが短く走っただけだが、クルマは問題なさそうだ。だが、今日のコンディションで順調だったとしても、日曜日のレースで勝つにはやるべきことがたくさんある」関連:・F1アメリカGP フリー走行2回目 | 悪天候のなかピエール・ガスリーが2番手・F1アメリカGP フリー走行1回目 | ルイス・ハミルトンがトップタイム