メルセデスは、今週末のF1カナダGPで予定していたアップグレード版のパワーユニットの導入を“品質問題”によって断念。2週間後のF1フランスGPまで導入を延期することを発表した。メルセデスは、今週末のF1カナダGPでスペック2のパワーユニットを導入する予定だったが、6日(水)の午後に次戦フランスGPまで導入を延期することを発表。カナダではスペック1のパワーユニットを走らせる。
「今週末、我々はPU2を導入することを期待していたが、品質問題によってそれを1レース遅らせることになった」とメルセデスの広報担当は語った。「メルセデスのパワーユニットを搭載するマシンは今週末もPU1を走らせ、フランスで新しいユニットを受け取ることになる」F1カナダGPでは他のエンジンメーカーは揃ってアップデート版のユニットを投入するとされており、前戦モナコGPを3位と5位で終えたルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスにとっては悪いニュースとなる。ライバルのフェラーリはF1カナダPで最新仕様のエンジンを導入するとされており、レッドブル・レーシングがパワーアップを切望しているルノーは計画を評価し続けている。ホンダは、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの2台にエンジンのパワーアップを図った新スペックのパワーユニットを導入することを明らかにしている。関連:ホンダF1 「カナダGPで新しいパワーユニットを2台のマシンに投入する」