メルセデスは、パスカル・ウェーレインのために進めていたザウバーとの交渉を一旦保留にした。パスカル・ウェーレインは、2017年に中団チームへのステップアップを目指していたが、フォース・インディアはエステバン・オコンを選択。残る可能性はザウバーだけとなっていた。メルセデスは、2017年のザウバーと交渉を開始していたが、ニコ・ロズベルグが引退を発表したことにより状況は一変。
メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、ザウバーとの交渉を中断しなければならない状況になったと認めた。「我々とザウバーとの交渉は進んだ段階にあった。過去2週間、私は彼らと良い話し合いができていた。だが、新たな状況により、当面、それらは保留となった」とトト・ヴォルフは DPA通信 に述べた。パスカル・ウェーレインは、ニコ・ロズベルグの後任の有力候補に挙げられているが、トト・ヴォルフは、1年間のフル参戦だけでワールドチャンピオンチームのプレッシャーに向き合うことは理想的ではないとも考えている。「パスカルは野心的な青年だ。彼は大きな目標を持っているし、我々はその目標を共有している。彼が我々の育成プログラムの一員なのはそれが理由だ」「彼はマノーで1年を過ごした。もし、私にクリスマスのウィッシュリストをお願いすることができるなら、彼にはもう1〜2年ミッドフィールドのチームにいさせたい。だが、今年、私にクリスマスのウィッシュリストはないようだ」「我々は良い妥協を目指さなければならない。ニコは勇敢な決断をしたので、我々も勇敢な決断をしなければならないかもしれない」トト・ヴォルフは、フェルナンド・アロンソを検討していることを認めているが、契約争いに関与することを渋っている。「そうだね、我々は他のドライバーの他チームとの契約を尊重している。我々自身、新しい機会が発生したときに、我々のドライバーに心変わりしてほしくない。そのために契約があるわけし、我々はそれを尊重している」「対立や法廷論争をするような状況は望ましくない。もちろん、他チームとドライバーの両側との間に適切な解決策が見つかれば、合意に至る可能性はある。その可能性を除外することはできない」メルセデス、パスカル・ウェーレインとフェルナンド・アロンソの2択で議論
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