メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、年内にもニコ・ロズベルグの後任を決定したい意向であることを明らかにした。ニコ・ロズベルグのF1引退によって、チャンピオンチームのシートに予想外の空席ができた。しかし、すでに有力ドライバーの2017年の契約は確定しており、最高のドライバーを乗せることは理論的に難しい状況となっている。
ニキ・ラウダは「ニコとルイスは互いに競い合っていた。ルイスは選手権を2回制覇し、ニコは1回制した。今、我々は勝ち続けるために、ニコよりも優れた人物を探さなければならない」と BBC Radio 5 live にコメント。「代わりを見つけるのは大きな問題だ。よく考えなければならないので、今は何も話せない。全員に連絡し、F1でベストカーに乗るののは誰が適任なのか、見極めなければならない」「我々には最高のクルマがあるが、現時点ではドライバーがいない。他のドライバーや大半の人たちは来年の12月1日まで契約を結んでいるので、我々は本当によく考えなければならない。いつ、どんな決断を下すか、それには時間がかかるだろう」また、Sportsweek には「過去3年間、最も速いドライバーがそろっていただけに、大きな損失だ」とコメント「新車が準備される時の2月の最初のテストにはドライバーが必要だ」「チームに溶け込み、シミュレーターで“彼”をトレーニングしなければならないので、今年の終わりまでに決断すべきだ」そう語るニキ・ラウダは“新ドライバー”に「クリスマスプレゼントを送りたい」と述べた。