メルセデスは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが優勝、ニコ・ロズベルグは2位だった。ルイス・ハミルトン (優勝)「初めてブラジルGPで勝った! アイルトン・セナが1991年に優勝したとき、『いつか僕も勝ちたい』と思ったことを覚えている。あの日に僕は彼の感動を共有して、ついに今日、彼がどう感じていたかを理解した。今年はここの44回目のグランプリでもあるし、僕にとっては本当にスペシャルだ」
「この観衆の前で、セナ・コーナーで優勝を決めることができたのは...決して忘れることのない感動の瞬間だ。やっと優勝することができた。クレイジーだ。このレースで勝つために何年も頑張ってきたけど、今日はこれまでで一番簡単なな勝利の一つだった。もちろん、このようなコンディションでは、いつミスを犯してもおかしくなかった。でも、全体的に今日はとてもリラックスしていたし、完全にコントロールしていると感じていた。雨の中でドライブするのは大好きだ。子供の頃からイギリスでレースしているからに違いないね! すべてが僕の心の中にある。落ち着いて、ミスをせず、素晴らしい反応をして、どこでマシンを走らせるかを理解する。純粋にドライビングだけに集中できたレースだった。1セットのタイヤで走り続けてもまったく問題はなかったし、マシンの感触は本当に素晴らしかった。このように素晴らしいマシンをつくるために頑張ってくれたふたつのファクトリーの全員に心から感謝したい。この結果は彼らのおかげだ。毎週、僕たちは新たな歴史の1ピースを築いているし、どの分野でも僕らが圧倒的に最高のチームであることを証明してきた。僕たちのホスピタリティは最高だし、食べ物もベストだ。ガレージのスタッフもファクトリーのスタッフも最高だし、マシンも最高だ・・・どの分野でもこれほど極めているのはとても珍しいことだし、その一員であることを誇りに思う。優勝争いが最後のレースで決まることを喜んでいる。僕にできるのは、過去数戦と同じように、強気になることに集中することだけだ。それができれば、今年自分の成し遂げたことに納得できるだろう」ニコ・ロズベルグ (2位)「今日のコンディションは本当にトリッキーだった。上り坂では酷いアクアプレーニングがあったし、多くのドライバーがコースアウトしていた。僕も一度スピンしてちょっと危ない場面があったけど、幸い高速ではなかったので、またクルマを立て直すことができた。ルイスは今日僕よりもいい仕事をしたし、優勝にふさわしい。だから2位で満足しなくてはならない。マックスもいい仕事をした。レッドブルがウエットで強いことはわかっていたけど、彼は素晴らしいレースをした。正しい戦略を選び、フルウェットタイヤで走らせ続けてくれたチームに感謝したい。去年のいい思い出があるアブダビが楽しみだ。優勝するために全力を尽くすつもりだ」関連:F1ブラジルGP 結果:ルイス・ハミルトンが波乱のレースを制す