メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、F1シンガポールGPのラスト数周でダニエル・・リカルドがニコ・ロズベルグとの差をどんどん縮めてくるのを見て、メルセデス陣営が“ちびりそうになった”と述べた。レース後半になってもニコ・ロズベルグはかなりの余裕を持っているはずだったが、ダニエル・リカルドがスーパーソフトタイヤに交換したことで様相は一変した。
25秒ほどあったニコ・ロズベルグのリードはみるみるうちになくなり、最終的にチェッカーを受けたダニエル・リカルドはわずか0.4秒後ろまで迫っていた。トト・ヴォルフは、その間、ピットウォールは気が気ではなかったと述べた。 レース後、トト・ヴォルフは「ああ、それはもう、ちびりそうだったよ」と Sky Sports F1 に語った。「恐ろしいほど僅差だったが、これが本来のF1だ。本当に速い4台のマシンが戦略を変えて勝負した。レッドブルのことは心から尊敬する。彼らの終盤の戦略は素晴らしかった」「我々には同じことができなかった。やっていたら恐らくリードを失っていただろう・・・リカルドが脅威のペースを見せたことで、とてもエキサイティングな終わり方になった」