メルセデスは、ピレリの2017年F1タイヤのテストをポール・リカールで開始。パスカル・ウェーレインがステアリングを握った。メルセデスは6日(火)、南フランスに位置するポールリカール・サーキットで3日間の2017年F1タイヤのテストを開始。マノーのドライバーを務めるパスカル・ウェーレインが、2017年のダウンフォースレベルに合わせて改良されたメルセデスW05を走らせた。
テストは、ピレリの2017年F1タイヤのコンストラクションとコンパウンドの開発を促進するもので、参加チームにアドバンテージがないよう“ブラインド”状態で実施。テストで得られたデータはピレリの分析にかけられると同時に、公正を期して全11チームに共有される。タイヤの幅が広がる2017年は、1周あたり5秒のタイム削減を目指してダウンフォースレベルが大幅に高まる予定。ピレリはタイヤがさらされる力を理解し、適切に開発を進めるためにテストを担当するフェラーリ、レッドブル、メルセデスと2017年のタイヤ開発ついて定期的にコミュニケーションを取っている。 2011年以降、タイヤデグラデーションがピレリタイヤの目指す大きな要素だったが、 2017年のタイヤではそれを最小限に抑えることをピレリは希望している。ピレリは、レース距離を通じてドライバーがプッシュすることを可能にする一方で、レース中に複数回のピットストップが行われるタイヤの開発を目指しており、また、接地面が広がることで過去2年にわたって必要となってきた高いタイヤ内圧規定を下げることが可能になると期待している。
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