メルセデスは、W07のウェイストゲート・テールパイプを2本にすることを選んだが、カスタマーチームは1本にするか2本にするかを選択することになるという。今年、エキゾースト規約は改定され、F1マシンはウェイストゲート排気専用の独立したテールパイプを設けることが義務づけられた。2014年以降、ウェイストゲートパイプは、1本のメインのエキゾーストパイプに直接流れ込んでいた。
しかし、それはサイレンサーの働きをしてしまっており、今年はエンジンノイズを増加させるために別々に設置することになった。規約では、最高で2本のウェイストゲート・エキゾーストの設置が許されている。メルセデスAMG ハイパフォーマンス・パワートレインのディレクターを務めるアンディ・カウエルは、カスターマーチームは、ウェイストゲート専用のテールパイプを1本にするか2本にするかを独自に決定することを許されていると述べた。「チームのチョイスとなる。ウェイストゲート排気はスタート位置であり、Yの流量によってXよりも大きくなってはならないので、多くのクルマがどう対応するかを見るのは興味深い」とアンディ・カウエルは述べた。メルセデスは、15日(月)にW07のエンジンを始動。W07はメインのエキゾーストの下に2本のウェイストゲートテープパイプが備えられている。