メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、2015年のF1におけるチームの露出には30億ドル(約3523億円)の価値があったと主張。メルセデスがF1へのコミットメントを再評価することは考えていないと述べた。メルセデス・ベンツは、2010年にマクラーレンとのパートナーシップを解消してワークスチームとして参戦。2014年からの“パワーユニット”時代からは圧倒的な強さでダブルタイトルを2連覇している。
その成功は、F1プロジェクトに費やされる莫大な予算、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグというドライバーラインナップのおかげでもあるが、トト・ヴォルフはそれ以上の価値があると主張する。「実際、我々は非常に正確な数字を持っている」とトト・ヴォルフは Tiroler Tageszeitung にコメント。「昨シーズン、我々は30億ドルの広告価値を生み出した。つまり、それはF1でのコミットメントと同じようなものを成し遂げるためにテレビや印刷広告に投資しなければならなかっただろう額だ」したがって、メルセデスはF1から撤退することはまったく考えていないとトト・ヴォルフは述べた。「トヨタやBMWなどで目にしたように、多くのチームが出入りしている。だが、我々に関してはそれは異なるものだ」「初めて造られたメルセデスはレーシングカーだった。モータースポーツは我々のDNAであり、厳しい時期にあってもそれが変わることはないだろう」
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